支援者が知っておきたい経験専門家


「経験専門家」という言葉をご存知ですか?

私なりの定義ですが


自らの経験を誰かの役に立つように経験を語る人です



経験したことがないとわからない体験ってあります


例えば

親になってはじめて親の気持ちがわかった

部下を持つようになって先輩の気持ちがわかった

病気になってはじめて患者さんの気持ちがわかった


ということがあると思います


経験があるからこそ語れることを語る人は

経験専門家と言ってもいいのではないでしょうか


この言葉は

オープンダイアローグの領域で生まれたようです


「疾患のことは、その患者さん自身の立場でないとわからないことがある」


そうした患者さんの経験“知”を尊重して

医療に役立てていこうというプログラムが

2002年からイギリスで行われているようで

その中から生まれてきた言葉です


私はそのような取り組みを参考にして

メンタル疾患から回復してきた方を招いて


現在治療中の患者さんとの対話に

入ってもらうという取り組みをしています



このような取り組みを知ってもらいたい

経験専門家として活動している人を知ってもらいたい

医療者(支援者)と経験専門家の協働作業を知ってもらいたい


そういう想いから今回の勉強会を企画しています



具体的には


仕事で調子を崩してうつ病になったのち

回復したふたりの経験専門家をゲストに迎えます


そして

・うつの辛い点

・仕事を休職するという体験

・復帰する体験

・復帰後「経験専門家」としての体験


などをインタビューして

「回復」や「経験専門家」について

語り合っていく予定です


支援者さんに届けたい内容です

以下の人にはおすすめです!


・対人支援職に携わっている人

・メンタルヘルスの支援者

・心療内科で勤務している人

・ダイアローグを取り入れている支援者

・経験専門家に興味がある支援者さん


ぜひご一緒に

「経験専門家の可能性」について

学び合ってみませんか?



  支援者が知っておきたい経験専門家(2024年3月31日)
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