アーカイブ動画カリキュラム
支援者が知っておきたい哲学対話
【哲学対話とは】
10人程が輪になって座り行う哲学対話で
とりわけ重要なのは
「何を言ってもいい」
「発言せずに、ただ聞いているだけでもいい」
「人の言うことに対して否定的な態度はとらない」
というルールです
何を言ってもいいからこそ
思考に広がりと深まりが出てきて
対話が哲学的になります
哲学対話は
哲学対話とは対話の参加者が輪になって問いを出し合い
一緒に考えを深めていくという対話のあり方のことです
近年においては
日本でも哲学対話の実践が普及するようになりました
日本における実践は
アメリカで始まった「子どものための哲学」や
フランス発の「哲学カフェ」などが原点とされています
（堀越さんの書籍より）
「哲学カフェ」に参加した方も
いらっしゃるのではないでしょうか
それは哲学の思想を教えたり
抽象的な問題について議論したりするのではなく
各人が一人で思索にふけるものでもない
身近な問いから出発して
グループで一緒に問い、考え
話しをしていくものです
哲学対話の良さは
一人ではなく他者と共に考える点にあります
一人で考えると行き詰まることがしばしばあり
そこで思考を放棄してしまうこともあります
けれども、他者と共に考え合うことは
思考を共有し、視野を広げ
意見を深める効果があります
そして、根本的には他者と共に考え合うことは楽しいものです
（参考サイト）
【なぜ支援者に「哲学対話」なのか？】
対人支援の現場は
「答えがない世界」でしょう
「正解がない世界」でしょう
あるいは
対人支援とは
答えのない壁にぶつかっている人と
答えを探す作業でしょう
正解がわからなくて困っている人と
一緒に見つけていく作業でしょう
そして色々な人を支援し続けていくと
支援者は
「抽象的な問題」だけではなく
「具体的で身近な問題」に
ぶつかってしまうことでしょう
そんな中で
支援者も悩んでしまうかもしれません
支援者も孤独になるかもしれません
様々な問題を一人で抱えてしまうのかもしれません
それでは支援者もつぶれてしまいますし
支援をうける当事者にも残念なことになりかねません
「支援とはこうあるべきだ」と
指導されている支援者もいるでしょう
「あなたの支援は間違っている」と
裁きを受けている支援者もいることでしょう
先ほども述べましたが
「正しい支援」ってあるのでしょうか
支援者は「正しい支援」をすべきなのでしょうか
企画者である吉里はこう考えます
支援の現場に正解はない
ないからこそ常に考え続けていきたいし
考え続けてほしい
そしてそれは
一人では考え続けられない
支援者仲間と共に考えていきたいし
支援者仲間と一緒に考え続けてほしい
そのためには「対話」が大切
そのヒントを「哲学対話」から得てみよう！？
そのように考えて
今回の企画を作りました
上記の「支援者」の部分は
・カウンセラー
・医療者
・教員
・介護職員
・子育て支援員
などと置き換えてもいいでしょう
みんな対人支援という意味で共通しています
そして「対話」が必要です
支援者のあなた
哲学してみませんか？
哲学対話をしてみませんか？
そして支援者のあなた
実は哲学が好きではないですか？😀
支援者の方々で
考えることが好きな人
本質を探すことが好きな人
哲学をすることが好きな人
意外と多いと思うんです
そしてカウンセラーさんの中には
・オープンダイアローグ
・ナラティヴアプローチ
・対話による医療
・対話的な学び
・アクティヴラーニング（主体的対話的学習）
などのキーワードに親しんでいる人もいるでしょう
これらの基礎に哲学・哲学対話が
あると思うのです
今回、支援者のあなたに
哲学をしてもらいたいために
哲学対話をしてもらいたいために
堀越耀介さんをお呼びしました
堀越さんは
東京大学で博士号をとるなど
哲学の研究者です
哲学に対して
難しくて敷居が高いイメージを抱く人が
多いのではないでしょうか
堀越さんの哲学の説明や哲学対話は
とてもわかりやすいと感じています
そういう意味でもおすすめです
堀越さんの専門は
教育哲学・哲学プラクティスで
特にジョン・デューイの哲学思想
「子どもとする哲学」/ 哲学対話を
研究しています
学校での「子どもとする哲学」のほか
街や公共施設での哲学カフェ
企業での社員研修や哲学コンサルティングも行っています
「支援者のための哲学対話」のテーマに
ばっちりのスペシャルゲストです
アーカイブ動画も残りますので
ぜひご参加ください
当日ご参加される方
参加者同士で一緒に対話を行う時間も設けます
ぜひ一緒に哲学をしましょう
ぜひ一緒に哲学対話を楽しみましょう！
お待ちしております😀